ばめんかんもく、って何?
こんにちは。芽映です。
最近急に寒くなってきましたね💦皆さん体調はいかがですか?季節の変わり目は体調崩しやすいのでご自愛くださいね…!
ちなみに最近の私はというと、朝布団から出たくない病です、寒いとどうしてもおふとんから離れたくないですよね、冬眠したい……(o_ _)oパタッ
まぁそれでも今日はなんとかレポート課題を一つ仕上げましたよ🙌
さてさて第2回目のブログ!
私の幼稚園から今までの場面緘黙との付き合いをこのブログでは主に書いていこうと思うのですが、まずは場面緘黙症とはどんな病気なのかについてお話していきますね。
場面緘黙(ばめんかんもく)症とは、家では家族と普通に話せるのに、学校など社会的な場面では声を出すことができない病気で、小児期の不安障害の一つと言われています。主に幼稚園~小学校低学年までに発症します。
割合は大体200人に1人くらい。1つの学校に1人はいると言われています。
クラスに「あの子の声聞いたことないな」って子、いませんでしたか?
その子、もしかしたら場面緘黙だったかもしれませんね。(断定はできませんが)
なぜ話せないのか。
「え?家では普通に喋ってるんでしょ?だったら学校でも喋ればいいじゃん、喋るのなんて簡単でしょ?」と思われるかもしれません。
でも、家から1歩外に出ると急に身体が固まって緊張状態になるのです。
まさに家の玄関が境界線という感じ。
よく、話せないってどういう感じかを緘黙の方は「喉がぎゅっとしまる感じ」と表現される方が多いですが、私は「なんか違うな…」と感じました。
私の場合、口を開けないというか(いや、物理的には開きますよ)、とりあえず声を出すのが不安、怖いって感じ。
…そう、なんでかわからないけど不安なんです。
緘黙状態になる原因としては脳の扁桃体が人より過敏に反応しやすいとか色々言われていますが、要するに普通の人よりも不安になりやすい気質ということです。
その不安を「声を出せない」という緘黙状態で軽減しているのです。
この状態で学校生活を送るのって相当つらいです。
場面緘黙の程度は人によって違います。
発表はできる人もいれば、発表もなにも学校では全く声を出せない人、声だけでなく体もうまく動かせない緘動(かんどう)をもっている人もいます。
具体的な診断基準は以下の通りです。
A.他の状況では話しているにもかかわらず、話すことが期待されている特定の社会的状況(例:学校)において、話すことが一貫してできない。
B.その障害が、学業上、職業上の成績、または対人的コミュニケーションを妨げている。
C.その障害の持続期間は、少なくとも1ヶ月(学校の最初の1ヶ月だけに限定されない)である。
D.話すことができないことは、その社会状況で要求されている話し言葉の認識、または話すことに関する楽しさが不足していることによるものではない。
E.この障害は、コミュニケーション症(例:小児期発症流暢症)ではうまく説明されず、また自閉スペクトラム症、統合失調症、または他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではない。
この5つの診断基準を満たした場合、場面緘黙と診断されます。
あ、実は正確な病名は「選択性緘黙」です。
しかし、これだとまるで自分の意思で話さないことを選んでいるように感じますよね…。
なので一般的には場面緘黙と言われることの方が多いです。
…ですが!
ICD-11(WHOの国際疾病分類)では、選択性緘黙から場面緘黙に病名が変更されるみたいです!!
家では普通に話しているのでなかなか気づかれない場面緘黙。
学校の先生も大人しい子より騒がしい子の方に目が回ってしまうので、なかなか支援が受けられないことが多いです…。
長引くと高校まで、中には大人になっても場面緘黙が続く人もいます。
だからもっと教育関係に携わる方には知っておいてほしいなって切実に思います。
では、今日はこの辺で。
次回は私の場面緘黙(幼稚園編)を書くつもりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました(* .ˬ.)"
芽映🌱